阿賀野型軽巡洋艦は第四次補充計畫によって、
水雷戦隊旗艦として建造されました。
ミッドウェイ海戦が終わったあとに配備された、
大戦後期の軽巡洋艦です。
矢矧は阿賀野型三番艦として1943年末に竣工しました。
主砲は15cm連裝3基、 61cm魚雷発射管4連裝2基、
高角砲は長8cm砲連裝2基を搭載。
初陣は1944年6月のマリアナ沖海戦。
第10戦隊旗艦として第1航空戦隊の護衛にあたりました。
そして、1945年4月、天一號作戦遂行のため
戦艦大和と共に沖縄に出撃しました。
「矢矧」開発に當たり、
1/350スケールにとって最適なディテール表現について考察を重ね、
従來の1/350艦船キット以上にリアルな仕上がりを実現しました。
例えば、魚雷発射管防盾は「雪風」と同じタイプが搭載されており、
本來なら全く同じパーツとなるところですが.....
見比べていただければ、一目瞭然!
パーツのメリハリと密度の違いは圧倒的です。
煙突のジャッキステーも1/350に最適な表現で彫刻することにより、
よりリアルな造形となっています!
船體は左右分割式。
內部にサポートを挾み込む構造により、安定した組み上がり。
爆風抜きが設けられた飛行甲板も精密に再現。
主砲砲塔、高角砲防盾、魚雷発射管防盾はスライド金型を使用し
一體部品で精密にパーツ化。
主砲身先端は、スライド金型で砲口を再現。
煙突周りの複雑な蒸気捨管も正確にパーツ化しています。
艦橋の窓、艦載機の風防、探照燈にはクリアー部品を使用。
可動部は、舵、主砲(旋回?仰角)、6m測距儀、機銃射撃裝置、
8cm連裝高角砲(旋回?仰角)、
魚雷発射管、カタパルト、九四式高射裝置となります。
高角砲の砲身は垂直まで可動させることが可能です。
艦載機は零式三座水上偵察機×2機が付屬。
キャノピーは別部品とし、クリアーで成形しています。
展示用スタンドは赤城の仕様から改良を加え、
スタンド側から固定用のピンを出して、
船體に差し込む構造を採用しています。